渡航ワクチンの中止

生(なま)のポリオワクチンの時代に、その危険性から不活化ポリオワクチンを輸入品(イモバックスポリオ)で実施していた時期に、渡航ワクチン(A型肝炎、狂犬病、腸チフス、Tdap、髄膜炎菌ワクチンなど)を扱ってきましたが、諸般の事情により今後は扱いを停止します。
最も大きな理由は、診療の合間に渡航ワクチンを扱ってきたのですが、渡航ワクチンを扱う事務的な接種する余裕がなくなってきました。
他に接種実施機関が沖縄県内にありますから、当院が渡航ワクチンを「がんばる」理由は全くないと考えるに至りました。
停止するワクチンは、
①Havrix(ハブリックス);A型肝炎ワクチンです。国産のA型肝炎ワクチンは海外製のA型肝炎ワクチンと互換性がないために、当院では渡航ワクチンとしてはHavrixを勧めてきましたが、FORTHに記載のある沖縄の医療機関は大体が国産のA型肝炎ワクチン(エームゲン)を接種しているようです。
②Verorab(ベロラブ);狂犬病ワクチンです。国産の狂犬病ワクチンの入手が実際できない状況で国際的に認められたワクチンです。
③Typhim Vi;腸チフスワクチンです。国産には同等の商品がありません。
④Boostrix(ブーストリックス);Tdapのワクチンです。日本ではDTを接種しますが、海外では成人の百日咳対策として百日咳の成分が含まれるTdapを接種します。

国産のワクチンとなった4種髄膜炎菌ワクチン(メンセバックス)やマラリア予防薬(マラロン)と、毎年年末に実施をするFlumist(フルーミスト)は今後も扱いをします。
メンセバックスとマラロンは常時扱い、フルーミストはインフルエンザの予防接種の時期にだけ扱いをしますので、希望する方は電話で連絡ください。

これまで当院で輸入ワクチンを接種して追加の接種を希望の方は、その希望には添えません。
悪しからご了承ください。

2019年1月24日