フルーミスト予約開始のお知らせ

4価フルーミスト(FLUMIST QUADRIVALEMT)はAatraZeneca傘下のMedImmune社が製造している弱毒化されたインフルエンザウィルスの生ワクチンで鼻腔に噴霧するワクチンです。
全量で0.2mlで、半分ずつを勢いよく両方の鼻腔に噴霧しますので注射の痛みがありませんが、鼻腔に少し違和感が残ります。
チメロサールなどの保存料は含みません。
注射型のインフルエンザワクチンよりは、概ね効果が勝るようで、毎年当院の職員には接種をしています。
料金は一回9000円です。
在庫終了で予約は停止します。
当院では、過去にインフルエンザの予防接種を受けた方のみが適応で、2歳以上で59歳以下の方が対象です。

2003年に3価フルーミストが開発されて、2012年からは4価のフルーミストも使用できるようになりました。
今年は、
A/Michigan/45/2015(H1N1)pdm09-like strain(A/Slovenia/2903/2015)  <以前に流行したいわゆる新型のA型>
A/Singapore/INFIMH-16-0019/2016(H3N2)             <いわゆるA香港型>
B/Phuket/3073/2013(Yamagata lineage)              <B山形系統>
B/Colorado/06/2017(Victoria lineage)                <Bビクトリア系統>
の4種類が含まれていて、WHO(世界保健機関)の提唱するインフルエンザワクチンの4つの株の種類と全く同一です。
ちなみに日本のインフルエンザ不活化ワクチンでは、
A/Singapore/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09
A/Singapore/INFIMH-16-0019/2016(H3N2)             
B/Phuket/3073/2013(Yamagata lineage)   
B/Maryland/15/2016(NYMC BX-69A) 
で、少し違いがあります。

不活化ワクチンとは違ってフルーミストは生ワクチンで、効果がある(長持ちする)ことが期待できます。
「効果が乏しい」との理由で2016年、2017年はアメリカ合衆国ではインフルエンザ予防のワクチンとしては推奨されませんでしたが、2018年は効果の検討の結果、再度推奨されています。

ワクチンに含まれている弱毒化インフルエンザウィルスは、
①野生のインフルエンザウィルスが増殖しにくい25℃で能率よく増殖して、
②野生のインフルエンザウィルスが増殖しやすい39℃(A型インフルエンザ)や37℃(B型インフルエンザ)では増殖が阻止されて、
③接種をしても典型的なインフルエンザの症状を呈することがない、
という特徴があるので、鼻腔等で増殖して免疫を誘導するものです。

鶏卵を使って作るために、ワクチンにはごく微量の鶏卵の成分(オボアルブミン;OVA)が残存していますので、鶏卵でアナフィラキシーなどの重篤なアレルギー反応を起こした方には接種できません。
また重篤な免疫不全の方への接種は検討されていません。
生ワクチンですから妊娠中の方には接種できません。

接種による副反応は、小児ではほぼありませんが、成人ではいわゆる風邪症状(鼻水や咳、のどの痛みなど)が出ることがやや多いようです。 

輸入ワクチンの特殊性から、他のワクチンの同時接種は行っていません。

詳しいことが知りたい方は、「PRODUCT MONOGRAPH FLUMIST QUADRIVALENT」等参照ください。
インターネットで簡単にダウンロードできます。

以上簡単ですが、FLUMIST QUADRIVALENTの案内といたします。


       


2018年11月1日