新型コロナウィルス感染対策

 新型コロナウィルス感染の流行が続いています。 
 新型コロナウィル感染が終了しているわけではありません。
 新型コロナウィルス感染の流行で、予防接種の重要性ががよくわかると思います。

 新型コロナウィルス感染対策は大切ですが、新型コロナウィルスの予防接種はもっと重要で、接種した方が新型コロナウィルスに感染しても重症度は下がりますので、現在予防接種の適応のある生後6か月以上の方は新型コロナウィルスの予防接種をするべきだと考えます。
 現在当院では新型コロナウィルスワクチンの接種は、生後6か月以上で4歳以下の方は毎週火曜日の予防接種の時間帯に、5歳以上11歳以下の方は毎週土曜日の予防接種の時間帯に、接種を実施しています。

 新型コロナウィルス感染の状況にかかわらず、その他の予防接種は通常の予定で完了しておくことが肝要です。
 新型コロナウィルスに感染する、または感染させる可能性を減らすために、近くにいる人が、あるいは自分が新型コロナウィルスに感染していているかもしれない、と考えて行動するのが適切だと思います。
 院内での新型コロナウィルスの感染を防ぐため、以下、対策を書きます。

A:他人との接触を減らす
 
 ① 受診をする方は、なるべく付き添いの人数を減らして下さい(できれば受診者1名+保護者1名の計2名)。
 ② 慢性的な疾患(喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎や貧血、おねしょなど)で薬の長期投与を受けている方は、症状が安定していたら診察なしでの薬の処方は可能です。必要な薬と希望日数を、電話で伝えていただくか、あるいはWEBで順番をとって保護者のみの来院で伝えていただければ、処方いたします。
 ③ 予防接種の時間帯を、診察の時間帯とは分けて独立して設けているには理由があります。それは、熱がない予防接種希望者を発熱者(感染者)と一緒にしたくないからです。
 予防接種の予約は予防接種のみの予約であり、その時間の一般診察の予約ではありません。
 予防接種の時間帯以前から発熱がある方(例えば当日朝熱があって今もある方)は予防接種の予約が無効ですので、その場合はいったん帰宅あるいは自動車等で待機していただいて、改めて午前または午後の診察時間に予約をして診察を受けるようにしてください。予防接種で来院して初めて発熱に気づいた場合には、順番を考慮したうえでその時間帯で診察して、必要ならば処方をして後日の予防接種といたします。

B:飛沫・空気感染を防ぐ
 
 咳エチケットは徹底してください。

 ①飛沫物を減らす
   
  受診する方と付き添いの方は、熱があるかどうかにかかわらず、必ずマスクをしてください。どうしても必要だと認める0歳の細気管支炎等では吸入と吸引を実施しますが、1歳以上の児の吸入と吸引は、飛沫・空気感染予防のためにいたしません。同様の理由で、各種迅速検査(溶連菌、RSウィルスなど)も極力行いません。

 ② 飛沫物を吸わないようにする
   
  院内で待っている間は、他人とは最低1mの間隔(できれば2m)を保って、静かに待っていてください。大声をだしたり、待合い室や通路を走り回っている場合は注意をしますので、従ってください。

 ③ 院内にいる時間を減らす
   
  WEB受付の「メモ」欄に、症状をなるべく詳しく書いて下さい。あるいは、いつからどんな症状があるかを、症状の時間順に簡潔にメモに書いて持ってきてください。
  家を出る際に、体温を計ってきてください。

C:接触感染を防ぐ
 
 接種感染とは、ウィルスなどが付着している物に触れた手などで、目をこすったり口や鼻をいじったりして感染することです。
 そのような機会を減らすために、院内から絵本などの書物、子供用の車、おもちゃは撤去しました。
 むやみに理由なく色々な物を触らないようにしてください。
 例えばエレベーターやスリッパの機械のスイッチは、指の関節側や肘で押すようにしてください。

 以上です。
 協力をお願いします。